2013年12月9日月曜日


見渡す限り、空の下を歩く。
雲は、刻々と流れ、表情を変える。
この空の下にいることが、わたしの今の、小さな選択。
どんなに面白い映画を見るより、ここにいて、この空をずっと見ていたい。
様々な人生の影が、わたしの頭を過る。
ちょっとの間、ここにこうしているのも、悪くないでしょ? と、自分に呟く。
雲の流れの、遥かなその下で。


© Kayoko Shinbara(新原 香代子)

 
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