2013年12月1日日曜日


誰でも、鹿児島本線上り線、小倉駅の次は?と聞かれると「門司」と答えるでしょう。
しかし、かつて小倉と門司の間には「東小倉」という駅がありました。
残念ながら旅客駅ではなく、貨物専用でしたから知る人も少ないと思います。私が小学生だった昭和四十年代に社会科見学でその小倉東駅へ行きました。巨大なコンテナ駅で、「戸口から戸口まで」と書かれたコンテナを乗せた専用貨車が延々と並んでいました。
国鉄からJRとなり、今では貨物はJR貨物が担当していますが、合理化が進んで東小倉貨物駅は廃止となりました。
写真はその駅への北側入り口トンネル跡です。今ではほぼ水没していて廃墟と化しています。その上を最新のJR九州特急が駆け抜けていきます。
時代の移り変わりを垣間見る一枚になったと思います。

© Tadashi Nishimura(西村 忠)
 
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