2014年4月3日木曜日


鷗外橋の中央部分に、鷗という題目のブロンズ像がある。少女が掲げた手に鷗が群がっているようにもみえる。
その鷗の上にカラスが一羽。
しばらく見ていると、カラスが鳴いた。
鶴が鳴けば、鶴の一声という諺にもなるのだが、例えカラスが鳴いたとしても、それはカラスの勝手にしか過ぎないのである。

© Tetsuji Nakano(中野 哲治)


 
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