2014年4月15日火曜日



小文字山は、メモリアルクロス前の登山口から山頂まで30分ほどで登れる手頃な山である。
毎日のように登っているお年寄りが多数いるのも事実である。
この山の山頂には鯉のぼりが泳いでいる。

何を隠そう、2005年のゴールデンウイークに私が飾って以来、山頂では鯉のぼりが泳ぎ続けている。
家族連れで登って来た子供が持ち帰ったのだろう。最初の年はすぐ紛失してしまった。しかしスペアーがなかったので、翌年まで待つしかなかった。鯉のぼりの販売期間は限定されているのだ。

翌年は、100円均一で5本ほど購入した。子供が持ち帰ったり、風で飛ばされたりして、瞬く間に5本は消費してしまった。そして翌年は10本。それもあっという間に紛失してしまう。まるでいたちごっこだった。何か良い方法はないかと思案愛している時に、幼馴染の奥様がダイソーでパートをしていることを知った。
幼馴染に頼んで、鯉のぼり100本を購入した。

そうすると、どうしたのだろうか、山頂の鯉のぼりは滅多なことでは紛失しなくなった。
これから先、私が元気である限りは、小文字山山頂に鯉のぼりを泳がせ続けるつもりである。

© Tetsuji Nakano(中野 哲治)

 
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