出会いの黒崎ボーイズ.
北九州は黒崎に用事があり、そういえばと先日の記事にもあった古本やを思い出す。
魅力的な雰囲気を感じる文と写真、ちらりと赴いてみる。
相方とお互いに気になった本を一冊ずつ持って購入、幸福な気持ちだ。
本、檸檬、もしかしてと尋ねてみるとやはり梶井基次郎作品つながりの様子。
あの短編小説は本当に独特の魅力がある、頭から離れない良さ。
>>古本や檸檬ー藤田二丁目
さて帰ろうかといった段、気付けば相方が少年に話しかけられて盛り上がっている。
何だろうと僕も話に交ぜてもらうと、
彼らの発見した芸術品や気になる場所を教えてくれた。
この芸術品は彼らだけの秘密らしく、紹介することはできない。
とにかく好奇心が旺盛な二人で、とてもエキセントリックだ。
気になることがあればとにかく聞いてみる、というのがスタンス。
突然、歩行者の方に今時湧いたばかりの疑問を投げかけたり、
気になるオブジェを多く並べる家に、チャイムを押してまで疑問を解決しようとする。
ハラハラとさせられるが、なるほど、よくよく考えてみれば
彼らの行動は全く正しいではないか。
分からないことを分からないままに、それを尋ねることが格好悪いなんて
それこそ勝手な大人の思い違いだ。恥ずかしい。
黒崎のある神社が大きく改装したのだが、そこのお祈り前の手洗い場が
伝統的なスタイルではなくトイレのように自動で水が出てくるシステムになっていた。
思うところはあったけれど何も言わない大人とは異なり、
社務所に聞こえるくらいの大きな声で、ものすごく雰囲気がおかしい!
と言っていて、うん、やっぱりハラハラさせられた。
いつの間にか一緒に散策していたのだけど、時間も差し迫りお別れ。
素敵な思考をありがとう。また、会いましょう!
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©Norihito Mitsunaga(光永 典人)