2013年10月9日水曜日


今、取り壊しが進む小倉京町界隈。
猫と生きる老人がいた。
朝夕、路地の猫に食事を与え、ただただ猫たちと日々を生きているように見えた。
このおじいさんの形容しがたい風姿に魅せられて、僕はこの路地に通った。

この出会いが、僕を写真にのめり込ませてくれるきっかけになった気がする。
最近になって、この路地を訪ねると、猫達は数は減りはせよ、健在だった。



おじいさんが住んでいたところは風俗店になり、おじいさんはもうどこにもいなかった。

©Kotaro Fujioka(藤岡 耕太郎)藤岡







 
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