関門海峡の向こう側、山口県下関市は長府。
日本書紀によると、大化の改新の後に長門国の国府が置かれたことから
「長府」と呼ばれるようになったのだとか。
小さな城下町・長府は、カメラをぶら下げて歩くのに最適な場所です。
それだからか、私たち家族はちょくちょく長府に出掛けます。
初めて長府を訪れるとき、せっかくだからカフェに寄りたいよね……と
ネットで調べて見つけたのが、Antiques and Oldiesです。
笑山寺のすぐ近くにあるカフェで、店に入ると沢山の輸入物アンティークたちが
出迎えてくれます。
アンティーク販売のスペースであれこれ眺めて目の保養をしてから
奥にあるカフェスペースにお邪魔します。
靴を脱いでスリッパに履き替えて、お家のリビングルームのように寛げます。
私たち夫婦、このお店に来るようになってから
アメリカン・アンティークのファイヤーキングに目覚めてしまいました。
このお店の飲み物は、ファイヤーキングの器で出てくるんですよ!
外国の建築雑誌や写真集なども多く置いてあるので
気に入った一冊を手元に置きながら、ゆったりと過ごすことができます。
なぜかそんな空間をウチの息子が気に入ってしまって
時々この店の写真を引っ張り出して来ては「行こう」とせがまれます。
趣味の良い子に育ってくれて、何よりです。
© Chie Mitsunaga(光永 知恵)