2015年2月11日水曜日


GMTフォトがスタートした直後の一昨年の暮、八幡図書館が閉館となり、そのご保存されることなく解体撤去という由々しきニュースが流れてきたので、メンバーと相談としてフォトグラファとしてできることから始めようと撮り残すことにした

GMT foto @KitaQ: 八幡図書館
一年間撮り続けてきたので、四季折々の八幡図書館がアーカイブされている



八幡図書館とその南隣にある八幡市民会館は、二十世紀日本近代建築を代表する巨匠、村野藤吾の作品。つまり、歴史的な文化遺産なのだが、今や風前の灯火でカウントダウンを待っているような状態。

北九州市民が声を上げ、残そう、残したいと言い続ければ行政だって無視できないはずなのだが、意外と関心が低いのが悲しい。小倉、門司から八幡へはそう行かないので馴染みがないというのもあるのかもしれない。



八幡図書館は昭和三十年にできている。
戦後復興の象徴のような存在で、ここで学んだ人たちはどれほどの数になるのだろうか?
今もとても利用者が多い。

ぜひこの小さな可愛い図書館へ足を運んで欲しいのです。
そして考えてください。
ほんとうにこれを失くしてしまっていいのか……と。


1F裏の喫煙所で考えごとをしている、カメラをもったこんな影法師男を見かけたら、声を掛けてください。


© Junichi Nochi(野知潤一)
 
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