2014年11月2日日曜日


2012年5月にオープンした『いちかわ製パン店』。小倉南区葛原、旧10号線から住宅地に入り、ゆるやかな坂道をぐんぐん上っていくと、右手に木製の可愛らしい看板が目に入ります。

このお店との出会いは、我らがcafe causaの遠矢さんが講師を務められた飲食店開業講座でした。開店を目前に控え、下の息子さんを大きなお腹の中に抱えていた奥さんが、先輩受講生として体験談を語っていた会場に、私が受講生として座っていたのです。

それから約2ヶ月後、オープン直後のお店に伺うと、まだ午後の早い時間だったにもかかわらず、パンはほぼ売り切れ状態。残りをほぼ買い占めるような形でお会計をしてもらいながら、奥さんとはほんの少しお喋りした程度。うちの夫が写真の仕事をしていて、いつかカフェを併設したスタジオをオープンするのが夢なんです、と私がほんの一言発したことを覚えていてくださって、その年の秋には息子さんの七五三撮影をさせてもらうことに。それからもご縁は続き、今年も夫が市川家の朝、家族が起き出してそれぞれ支度をし、お店がオープンするまでをドキュメンタリーで撮影させていただきました。


この記事に載せている写真は、そんな撮影に入っている夫を冷やかしがてら、美味しいパンを買い求めるためにお邪魔した時にスナップしたものです。
開店時刻3分前には到着したのですが、すでに3組のお客さんが並んでいました。私と息子も5組目くらいの順番でお店にIN!!


よくある、入口にあるトレーとトングで自分たちでパンを取っていくスタイルとは違い、いちかわ製パン店では、お客さん1人1人との会話を大切にした対面販売です。気さくでお話好きな奥さんとのお喋りを楽しみに来店される方も多いはず。


テキパキとパンを包んだりレジを打ったりと手を動かしたまま、お客さん1人1人とのお喋りも止まりません。



奥さんの手書きの説明、ついつい全部読んでしまいます。パンの材料にもとても拘っていて、お砂糖はすべて国産のてんさい糖やキビ砂糖、小麦粉も国産のものしか使っていません。クリームパンのクリームも白ではなくて自然な茶色。毎日毎食たべたくなるような優しい味で、しかも普通のパンと違ってとても腹持ちがいいんです。

もう11月も終わりに近づくと、クリスマスのシュトーレンの予約が始まります。こちら、毎年大人気のため、すぐに予約殺到・予約終了になってしまいますから、ホームページを要チェックです!我が家は去年、1つだけ予約をしたのですが、家族で取り合いの喧嘩が勃発しそうな美味しさだったため、今年は2つ予約するつもりです。


小倉南区葛原高松1-1-24
TEL: 093-475-1255
朝9:00 OPEN
定休日:月・火


© Chie Mitsunaga(光永 知恵)


 
Toggle Footer