2014年8月17日日曜日


小倉城の見どころは、天守閣にあらず、お堀と城壁の石組みにある
とぼくは思っている。

この地に城が築かれたのは14世紀らしく、とても古い。
しかし、現在のような城割をつくり上げたのは、17世紀初めから30年ほどここを居城とした細川氏だろう。

この時城下町も整備され紫川で東西に二分し、西は主として侍町、東は町人や下級武士達の町とした
福岡城はこの小倉城の城割を参考にしたのではないだろうか?


リバーウォーク側のお堀はそれほどきれいとは言えないが、松本清張記念館側の西のお堀は水が澄みきっていて美しい。ここには湧水があるのかもしれない。


リバーウォーク5Fのテラスからの小倉城天守閣の眺めは好きだ。
季節、天気、時間でさまざまな表情を見せてくれる。

だがこの天守閣は、昭和34年に新築されたコンクリート造り。

現在見られる天守は昭和30年代に『豊前小倉御天守記』『小倉城絵巻』『延享三年巡見上使御答書』等をもとに鉄筋コンクリート構造によって復興された。設計考証は藤岡通夫である。破風などは地元観光面への考慮から要望によって付加されたもので、大入母屋破風や千鳥破風・唐破風などの破風が見られる
テーマパーク天守閣の魁ですねw

© Junichi Nochi(野知潤一)
 
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