北九州の河内藤園が世界的に有名になっている。
ちょっと調べると、藤は日本固有種であるらしい。藤園にあるのはノダフジ（野田藤）で命名者は植物学者の牧野富太郎。
この日は、河内藤園に行く予定が、ちょっとトラブルで変更になり皿倉山に登ったが、実は密かな狙いがあった。それはヤマフジを撮影したかったのだ。
ヤマフジも日本固有種だが、蔓の巻き方が藤とことなり左巻き。
皿倉山の山頂から下りながらヤマフジを探すがなかなか見当たらない。
ちょっとガッカリして下った七合目あたりでやっと見つけた。
そこから六合目くらいまで、ヤマフジがそこかしこに花をつけていてとてもキレイだった。
六合目を過ぎると、ヤマフジの姿も少なくなる。
眼下を眺めると、八幡のマチがヤマフジ色に烟っていた。
© Junichi Nochi（野知潤一）
