どうしてこの場所を訪れたのかは覚えていないけれど、美しい庭園と趣のある建物の造形に感激しながら鑑賞して回った記憶だけはあります。邸内を案内してくださるスタッフの心遣いも素晴らしかったです。
伊藤伝右衛門はかつての筑豊の炭坑王。歌人の柳原白蓮と寄り添って暮らした時期もあったとのことで、2階には白蓮の旧居室があります。庭園が一望できるその部屋の窓辺に静かに座っていると、伝右衛門がどれほど彼女を想っていたのかが伝わってくるようでした。
一見のみならず、何度でも訪れる価値のある場所ですよ。
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© Chie Mitsunaga(光永 知恵)