解体撤去というマチの風景
マチは常に新陳代謝で更新を続けている
解体撤去の現場はそう珍しいものじゃない
たいていは人目につかぬよう、目立たぬように行われ
そしてシートが外されれば更地になっており
なにが其処にあったのかという記憶も消し去る
ここは八幡図書館の東隣り
旧尾倉小学校後の体育館が現代美術センターCCA北九州の作品所蔵庫になっていた
奥にはグラウンドが残されている
ときどき地元消防団の訓練などで使われるくらい
左の改装中の建物はたぶん新しい八幡図書館になるはず
八幡図書館の裏から解体現場を眺めた
十日ほど前、解体作業が始まったばかりの現場
© Junichi Nochi(野知潤一)