昔は、スズカケノキで小学校や街路樹としてたくさん植えられ
北九州の秋を彩っていた
ここは起業祭の大谷会場から下った公園
こどもが
パパ、見て
大きな黄色い葉っぱだよ
と自慢している
パパ、見て
大きな黄色い葉っぱだよ
と自慢している
中央二丁目公園
ふだんは殺風景を絵に描いたような場所で
爺さん、婆さん、犬猫も見かけない
この日は子どもたちの楽しそうな声が響いていた
大谷側の道路からガキッチョたちが飛び降りてくる
相当な高さがあるのでヘタしたら骨折
先に飛び降りた連中が
最後の肥っちょに声援を送っていた
頑張れ
落ちると死ぬぞ
結婚できんぞ
肥っちょも頑張ったのだ
見ていて楽しかった
おれのガキの頃と同じじゃ
ふだん見ないほどの人が楽しんでいるが
道路にゴミがない
こういう八幡女子がゴミ拾いをしていた
その一人が
カワイイ!
と大きな声で走りだした先にはこんなものが
ぼくはこの日初めて知った
© Junichi Nochi(野知潤一)