2014年3月12日水曜日


冬季のナマコ。
まあ、好き嫌いはあるだろうが、あの食感と味はなかなか好いものだ。
ナマコは古代には「コ」と呼ばれていた。鮮度を保った広域の流通もままならない時代なので、乾物で流通していたらしい。その「コ」の採れたてがナマコ(生「コ」)である。海鼠腸(コノワタ)はその内臓の塩漬け。

北九州の冬の味覚としてもナマコは美味しい。
でも、建築物にナマコがあるのは全国でも北九州だけだろう。



磯崎新の設計による北九州市立中央図書館、今でもナマコにしか見えないが、すっかり北九州の景観に馴染んでいますね。


© Junichi Nochi(野知潤一)
 
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