北九州のナマコ @中央図書館
冬季のナマコ。
まあ、好き嫌いはあるだろうが、あの食感と味はなかなか好いものだ。
ナマコは古代には「コ」と呼ばれていた。鮮度を保った広域の流通もままならない時代なので、乾物で流通していたらしい。その「コ」の採れたてがナマコ(生「コ」)である。海鼠腸(コノワタ)はその内臓の塩漬け。
北九州の冬の味覚としてもナマコは美味しい。
でも、建築物にナマコがあるのは全国でも北九州だけだろう。
磯崎新の設計による北九州市立中央図書館、今でもナマコにしか見えないが、すっかり北九州の景観に馴染んでいますね。
© Junichi Nochi(野知潤一)