トロッコ列車が行き来する線路の沿道に真っ赤な彼岸花が見頃だ。トロッコ列車と競走するゆるキャラ達を撮影しようと出かけたら、そこへ個人タクシー「北里タクシー」がやって来た。何をしに?と思っていると、車のトランクに大量の煉瓦を積んでいた。車から二人の男性が降りてきて、この煉瓦を舗道と花壇の間に積み上げ始めた。声を掛けてみると、ボランティアで沿道に花を植え続けている人たちだった。上写真右の北里幸良氏が名刺を下さった。本業は個人タクシーの運転手さんだ。北里幸良氏は「北九州市道路サポーターの会」幹事、「北九州市道路サポーター門司区会」代表そして「門司港レトロ花の会」代表の肩書きを持つ。
聞けば、十数年かけて、コツコツと花を植えて、今年は素晴らしく花が咲いたとのことだった。
地域を愛する人々の地道な活動に頭の下がる思いでシャッターを切った。
© Tadashi Nishimura(西村 忠)