2018.08.02撮影
駅舎は1914年2月の移転にあわせて建設されたもの。ネオ・ルネッサンス様式と呼ばれるデザインが特徴で、1988年12月には鉄道駅として初めて国の重要文化財に指定された。完成から約100年が経過して外壁などの傷みや汚れが激しくなってきたため、2012年9月から「創建当時の姿」に復元するための保存修理工事に着手。当初は2017年度末までの工事完了を予定していた。
発表によると、耐震補強工事などの実施により完了時期を変更。まず2018年秋頃をめどに現在駅舎を覆っている素屋根の解体を終え、駅機能を仮駅舎から新駅舎の1階に切り替える。続いて2019年春頃をめどに2階も含めた駅全体の使用を開始。連絡上屋屋根葺替工事なども含めた全体の完了は2019年度を予定している。
© Yoshio Baba(馬場 義雄)